TUJ130T-ムスタファ1世の御世 (1617-1618) [[目次に戻る >Turca Universalis Journal]]~ [[前章に戻る >TUJ120T-アフメト1世の御世 (1603-1617)]]~ [[次章に進む >TUJ140T-オスマン2世の御世 (1618-1622)]]~ [[用語辞典 >http://www.efendi.jp/eu2/scripts/glossary.html]] * Interlude ---- ''Mustafa I & the Empire in 1617'' [See the [[Map >http://www.efendi.jp/eu2/img/map/1618.jpg]]]~ ~ 統治 1:外交 1:軍事 2:勝利 6,400~ 貴族 8:中央 10:革新 0:重商 1:野戦 6:陸軍 6:精鋭 8:農奴 8~ 陸技 18:海技 20:行政 3:経済 4~ 非道 34.7/41.0:年収 4,402.89$:騰貴 23.9%:貿易 30:設備 42~ ---- ~ &size(28){ };【カリーマ】 「あ、はは…、これはすごい能力値だねぇ。ムスタファ1世っていうのはどういう人だったの?」~ &size(28){ };【コレル】  「メフメト3世の息子にして、アフメト1世の弟に当たる人なんだけど、」~ &size(28){ };【メルテム】 「あ、兄弟殺しで殺されなかったんだ、ムスタファ1世は。」~ &size(28){ };【コレル】  「そう。メフメト3世の即位のときには、メフメト3世の19人の弟たちが暗殺されたのだけれど。この大粛清はメフメト3世の母、サフィエの策謀という説もあるわね。でも、アフメト1世やアフメト1世の母、ハンダン・スルタンは兄弟殺しをしなかった。」~ &size(28){ };【カリーマ】 「ハンダン・スルタンは権謀術数とは縁遠い、心優しい女性だったのかな?」~ &size(28){ };【コレル】  「う〜ん、そこら辺は何とも言えないんだけれど。この時代の修史官、イブラヒム・ペチェウィーはハンダン・スルタンの知性に疑問を呈していて、アフメト1世もお母さんの意見から体よく逃げていたみたい。ともかく、誰の意思によるにせよ、ムラト3世、メフメト3世と続けて大々的に行われた兄弟殺しは、アフメト1世の即位の時には行われなかったことだけは間違いない事実ね。」~ &size(28){ };【カリーマ】 「うんうん、よかったよかった。」~ &size(28){ };【コレル】  「でもその代わり、アフメト1世の弟たちはトプカプ宮殿の一画に幽閉されることになったんだけどね。それも、誰かが兄弟殺しは廃止されました、って言ったわけじゃないし。まあ、元々ちゃんとした制度なわけはないのだけど。そんなわけで、アフメト1世が統治した14年間、ムスタファ1世はいつ誰かの気が変わって殺されるかと心配しながら、どこにも出かけることもできずに過ごしていくうちに、精神病になってしまたの。」~ &size(28){ };【カリーマ】 「あぁ…。」~ &size(28){ };【メルテム】 「アフメト1世にも男の子はいたんでしょ? なんで弟、それも病気の人を帝位に就けたの?」~ &size(28){ };【コレル】  「アフメト1世が即位したのが13歳で、27歳でチフスで亡くなったと伝えられているわ。だから、長男のオスマンはまだ13歳だったのよ。」~ &size(28){ };【メルテム】 「アフメト1世が即位した年と同じじゃん。あ、そうか。アフメト1世には叔父さんがいないから、オスマン家で一番年長だったんだ。」~ &size(28){ };【コレル】  「その通り。こういう危うい状況があったことも兄弟殺しが行われなくなった理由なんだろうね。」~ &size(28){ };【カリーマ】 「うん、ムスタファ1世っていう人はだいたい分かったよ。それにしても、むしろそういう境遇の人だと、かえってこの軍事能力2っていうのがちょっと面白いね。」~ &size(28){ };【オズレム】 「スルタンの威光、ってところかしらね。」~ #clear ~ #ref(http://www.efendi.jp/eu2/img/13_mustafa_I/throne_of_osman_II.jpg,right,around,nolink,オスマン2世の即位) &size(28){ };【カリーマ】 「さてと、何をするにも安定度-2じゃね。まずは安定、安定。」~ &size(28){ };【チャウラ】 「あ…、ムスタファ1世の治世、終了のようです。」~ &size(28){ };【カリーマ】 「なっ、まだ3ヶ月しか経ってないのに!」~ &size(28){ };【メルテム】 「はい、お疲れさまでした〜。じゃあ、次はどうしよう? 前の順番のままコレルが行く? それともわたし?」~ &size(28){ };【コレル】  「次は“&ruby(ゲンチ){若武者};”オスマン2世か。あたしがやればメルテムはムラト4世で、メルテムがオスマン2世ならあたしは“&ruby(デリ){狂王};”イブラヒムね。どっちでもいいけど…、メルテムはどっちがやりたい?」~ &size(28){ };【メルテム】 「え? ゲンチ・オスマンとデリ・イブラヒムでどっちでもいいの? ははーん、読めた。罠だね?」~ &size(28){ };【コレル】  「何がさ。」~ &size(28){ };【メルテム】 「またまた。ゲンチ・オスマンの治世をデリ・イブラヒムと同じくらいつまらないか大変だと見せかけてるんでしょ? ばればれだよ。というわけで、わたしがゲンチ・オスマンやろうっかな。」~ &size(28){ };【コレル】  「いいわよ、別に。」~ &size(28){ };【メルテム】 「あれ…? もしかして本当にどっちでもよかった?」~ &size(28){ };【コレル】  「うん、まあ。ま、ゲンチ・メルテム、がんばってね。」~ &size(28){ };【メルテム】 「む、むぅ…。」~ ~ ''1618年2月25日、オスマン帝国第16代スルタン、オスマン2世、即位。'' ---- [[目次に戻る >Turca Universalis Journal]]~ [[前章に戻る >TUJ120T-アフメト1世の御世 (1603-1617)]]~ [[次章に進む >TUJ140T-オスマン2世の御世 (1618-1622)]]~ [[用語辞典 >http://www.efendi.jp/eu2/scripts/glossary.html]]