カナアンの海の神。
バールを、彼がウガリットの北にある Zaphon 山に住んでいることから、とくにバール・ザフォン Baalzephon とも呼んだものが、バールの海の神としての位相が分離し、一柱の神となったとき、この名で呼ばれるようになった。。
ギリシア人はバール・ザフォンをポセイドンと同一視した。
バール・ザフォンは船乗りに広く信仰されたようで、「マルセイユの税率表」碑文にその名が見えるほか、ギリシアの歴史家ポリュビオスは、ハンニバルがマケドニア王フィリップ5世と同盟した際、「ハンニバルの宣誓」の加護を請われた神々の中にバール・ザフォンの名を記している。