鎧の部位に関して
About the Parts You Should Protect
 

 人間型生物の各部位における鎧の重量比、被打撃率、損傷した際の影響はそれぞれ異なっており、現在自由になる金銭、疲労ポイントが限られている以上、重要な部位を効果的に守ることは重要なことである。
 そこで、その考察の助けとなるよう、各部位の要素を表にまとめる(DSPES [Damage Share Per Enc Share] は単位重量比当たりの被打撃指数を示す。これが高いほど、打撃を被りやすい部位、ということになる):

Parts ENC
Share
Damage Share DSPES   Effects
Blow Shoot Average
右脚 Right Leg 20.0% 20.0% 15.0% 17.5% 87.5 - HP : 使用不能になり、倒れる。次のラウンドからは倒れたまま戦闘を続けられる。治療は可能。
- HP×2 : 組織が破壊される。FP の正の値をすべて失う。治療は可能。以後のダメージは無視。出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。
左脚 Let Leg 20.0% 20.0% 15.0% 17.5% 87.5 - HP : 使用不能になり、倒れる。次のラウンドからは倒れたまま戦闘を続けられる。治療は可能。
- HP×2 : 組織が破壊される。FP の正の値をすべて失う。治療は可能。以後のダメージは無視。出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。
腹部 Abdomen 10.0% 15.0% 20.0% 17.5% 175.0 - HP : 両脚が使用不能になり、倒れる。次のラウンドからは倒れたまま戦闘を続けられる。治療は可能。CON×5ロールに失敗すると、出血により 1HP/MR の損失。CON×1ロールで完全な止血か、ヒロイック。
- HP×2 : 意識を失う。出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。一切の行動が不可能。
胸部 Chest 20.0% 5.0% 25.0% 15.0% 75.0 - HP : 倒れ、戦闘不能になる。次のラウンドからは這うことができる。治療は可能。CON×5ロールに失敗すると、出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。CON×1ロールで完全な止血か、ヒロイック。
- HP×2 : 意識を失う。出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。一切の行動が不可能。
右腕 Right Arm 10.0% 15.0% 10.0% 12.5% 125.0 - HP : 使用不能になり、持っていた物を落とす。治療は可能。
- HP×2 : 組織が破壊される。FP の正の値をすべて失う。治療は可能。以後のダメージは無視。出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。CON×1ロールでヒロイック。
左腕 Left Arm 10.0% 15.0% 10.0% 12.5% 125.0 - HP : 使用不能になり、持っていた物を落とす。治療は可能。
- HP×2 : 組織が破壊される。FP の正の値をすべて失う。治療は可能。以後のダメージは無視。出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。CON×1ロールでヒロイック。
頭部 Head 10.0% 10.0% 5.0% 7.5% 75.0 - HP : 意識を失う。FP の正の値をすべて失う。CON×5ロールに失敗すると、出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。CON×1ロールでヒロイック。
- HP×2 : 意識を失う。FP の正の値をすべて失う。出血により -1HP/MR(HP を正の値にするまで)。一切の行動が不可能。


 このようにして見ると、腹部がもっとも高価な鎧で守って見合う部位であることが分かる。他の部位では、腕の方が打撃を受けやすいものの出血は胸部・頭部の2倍待ってくれるため、胸部・頭部の方が守られるべきであり、胸部と頭部では頭部の方が HP が低いのでこちらを重視すべきである。腕では、利き腕の方をより守るべきであろう。
 以上の仮定を踏まえ、重要な部位から並べると、

腹部 > 頭部 > 胸部 > 利き腕 > 逆腕 > 両脚

ということになろうか。  腹部は鎧の重ね着が困難であり、頭部は盾の受動防御で覆うことが出来ない、という点からも両部位にはとくに高価な鎧をあてがって損はあるまい。