武器選びのコツ
About the Weapons
 

 武器を選ぶときには、ダメージの高さ、 ENC の軽さ、 AP の硬さ、SR の低さを基準に選ぶのは当然であるが、それらに加え特殊な状況における強さを考慮して、どの武器が総合的に優れているかを考察してみよう。

1.貫通できる武器を選ぼう。
 確かに貫通してしまうと、 A%x0.4 以下のロールに成功した後で 3SR 経たなければその武器を回収できない。しかし被害者は [STR+CON-武器のENC]x2 以下に成功しなければその武器を引き抜けず、武器が刺さった状態で動けば、その武器の半分のダメージを受け続けるのである。このように貫通後は加害者より被害者のほうが不利な点が大きい。

2.刺突できる武器を選ぼう。
 刺突武器は半径 50㎝ 以下の空間でペナルティーなしに使え、また水中で使える唯一の武器である。しかしながら武器を含む「物体」にダメージを与えられるのは切裂/破砕武器だけである。一部の剣は切裂/破砕武器としても刺突武器としても使えるので優れている。ただ武装解除には相手の武器を壊すだけでなく、払ったり搦め捕ったりと他の方法があり、物体にダメージを与える場合も椅子やオールなどほとんどの物体が破砕武器として機能するので、切裂/破砕の機能がなくてもとくに不自由することはないと思われる。

3.自分の近接SRMに応じて武器を選ぼう。
  SR の低い武器を選べば、相手より先に攻撃ができ有利になるが、とくに 近接SRM が3以下の者は SR0 以下の武器を、 近接SRM が2以下の者は SR1 以下の武器をとれば1ラウンドに2回攻撃することができる。しかし、おそらくそんなに 近接SRM の低い者は多くはないだろうし、 RQ では トータルHP が癒されがたく、また蘇生も難しいので破壊力より防御力を重視した方が現実的である。

4.開けたところの冒険では弓を選ぼう。
 射率が 1/SR ということは、 DEX19 以下で2回、 DEX20 以上なら3回も1ラウンドに攻撃できる。これによりラウンド毎の期待値では断然トップに立つことになる。さらに貫通した矢を引き抜く必要もない。また群衆に向けて放つなら、その攻撃成功率は 集団の構成人数x5% 上昇する。ただし弓は放物線を描くので高さのないところや水中では使えず、また受けたり武器を攻撃されたりすれば AP を1失うだけで使えなくなる。このことから弓は屋内や洞窟では使うのに適していないが、開けたところでは最も威力を発揮する武器だと言える。

5.発射武器は有効射程が 101m 以上のものを選ぼう。
 呪文の射程で最も長いのは神性呪文の 100m である。呪文をかける者が射程を伸ばそうと思えば、その分時間がかかるし成功率も減る。さらに時間がかかれば、攻撃される可能性が高まり、呪文をかける者は精神集中 (INTx3) ロールを要求されることになる。

Type Weapons Arts Damage Ave. STR / DEX % AP SR Penny ENC E. R. / M. R.
1H剣 段平 Broadsword 1D8+1 (2- 9) 5.5 9 / 7 10 10 2 175 p. 1.5  
1H剣 三日月刀 Scimitar 1D6+2 (3- 8) 5.5 7 / 11 10 10 2 200 p. 1.5  
2H斧 矛槍 Halberd 3D6 (3-18) 10.5 13 / 9 05 10 1 250 p. 3.0  
2H鎚 グレートハンマー Great Hammer 2D6+2 (2-14) 9.0 9 / 9 05 10 1 250 p. 2.5  
2H槍 薙刀 Naginata   2D6+2 (4-14) 9.0 7 / 11 05 10 1 150 p. 2.0  
2H槍 パイク Pike     2D6+2 (4-14) 9.0 7 / 11 05 12 0 65 p. 3.5  
合成弓 Archery     1D8+1 (2- 9) 5.5 13 / 9 05 7 1/SR 350 p. 0.5 120m / 225m
弩弓 アーバレスト Arbalest     3D6+1 (4-19) 11.5 15 / 7 05 12 1/5MR 700 p. 10.2 145m / 425m